もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

文系の理科1科目目は地学で決まり

高校の理科は覚えるだけでなく、計算をしなければならないため、計算ミスでも失点します。

そのため計算が多い物理と化学は失点のリスクが高く、覚えることの多い化学と生物は勉強量が多く、文系受験生にとってハードです。

そうなると消去法で地学が残ります。

地学は簡単すぎる

地学は暗記が大半ですが、化学、生物とは比較にならないくらい少ないです。

そして内容は中学校の延長なので中学の時に地質や地震、宇宙などの分野に苦手意識が無ければ独学でも8割は取れます。

参考書はあまり出回っていませんが1冊やれば十分なので特に気にする必要はありません。

おすすめ参考書

おすすめ参考書として「地学基礎の点数が面白いほどとれる本」を挙げておきます。

教科書とは異なり口語体でイラストも使うことで、読み手がイメージしやすいレイアウトになっています。

そして流し読みなら1日もかからずに読み切ることができるため、勉強時間の面でも効率的です。

文系受験生の共通テスト対策だけでなく、理系の地学選択者の導入編としてもおすすめです。

文系の場合、理科の基礎科目を2科目課すところがほとんどですので、他の1科目に勉強時間を割き、地学はこの参考書を使用して1月に入ってから集中的に勉強するという作戦でも8割は十分に狙えます。

理系の地学

理系だと地学で受験できる大学は少なく、入学後に物理を知らないと困る学科もあるので簡単には手を出せませんが、東大では理系すべてで選択可能です。

生物未履修の生物学科や薬学部、医学部進学者もいますので、機械や電気など物理が絶対に必要な分野以外の人には地学選択はありかもしれません。

理系の地学も大学入学後の試験で例えるなら、1科目の1学期分程度しかありません。要領のいい人なら2,3ヶ月で合格レベルに持ってこれるでしょう。

理系の理科は多くの大学で基礎と標準の両方のレベルで2科目こなさなければならず、どちらか1科目が苦手だと足を引っ張ります。

志望大学・学部・学科が地学受験を認めているのであれば、苦手な科目より地学で受験したほうが得策ではないでしょうか。