もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

教師は教師以外の仕事をしたことがない

教師も学生時代にあるバイトくらいはしたことがあるでしょうが、それを除けば教師の仕事しかしたことがない人が大半です。

地方都市になると地元の国立大の教育学部を卒業した地元しか知らない教師も多くいます。

 

彼らの多くは東大や医学部に入るほど学力が高かったわけではありませんが、小中学校では成績上位で進学校に入り、高校では平均よりは上くらいの成績だったと思われます。

そのためコツコツ勉強し、ほどほどの成績をとって中堅大学に進学し、メジャーな企業や公務員になるのがいい人生という価値観を持っている教師は多いでしょう。

 

しかし彼らと同じようなレベルで18歳まで生きてきた人は多くはありません。

学業成績は二極化するもので、できる子は東大や医学部を狙えるくらいできますし、できない子は高校の数学なんて理解不能というくらいできないでしょう。

教師の価値観で生徒を指導することは無理があるのです。

 

できる子に対して教師はあまり口出ししませんので、今の勉強の仕方でいい大学に入り、大学で今後の人生を考えればいいでしょう。

しかしできない子に対しては勉強しろとよく口にすることでしょう。

でもやる気も起きない、授業の内容がわからない状態で勉強する気になるのは困難です。

 

そのような時は自分が将来何をしたいのかから逆算することになります。

将来やりたいことがない場合はとりあえず就職できるようにと考えますが、ぶっちゃけ中堅私立大学に入学できれば平均的なサラリーマンや地方公務員になることは可能です(就職後にリストラされないようにするためには別の努力が必要ですが、とりあえず20代までの人生設計という意味では中堅私大で大丈夫です)。

ですので何もやる気が起きない時は英語を中心とした文系科目に特化して勉強し、中堅私大に入ってからその後の人生を考えればいいでしょう。

 

間違っても国立大卒の教師の言う通りに数学や理科にも手を出してどの科目も中途半端になり無名私大に進学するようなことがあってはいけません。

無名私大でもプログラミングなどのスキルを身につければ稼げますが、スキルを身につける気力が起きなかった場合(Fラン私大生の大半が該当するが)に並の就職をすることが困難ですので、リスクヘッジのためにも進学するのであれば最低でも中堅私大以上を目指しましょう。

 

進学校と呼べないような学校に在籍していてもマークシートで文系教科2科目ならチャンスはあります。

単語丸暗記の英語と用語丸暗記の歴史でもマークシートなら太刀打ちできます。

自分の人生ですから特にやりたいことが今のところ見つからないということなら、勉強の範囲や方法を極限まで絞り、チャンスに賭けて中堅私大を片っ端から受け、出身高校のレベルから殻を破ってみましょう。