もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

地歴公民と理科を高校で選択していない科目にするのはありか。

これは全然ありです。

高校生にとっては独学経験があまりないため、難しく感じてしまうかもしれませんが、大人になると資格試験の勉強などで独学で学習しなければならないことが多くなります。

本人のやる気があれば大学入試でも独学で十分対応できます。

地歴公民の独学

高校3年間の間に世界史と倫理・政経は必ず学び、日本史か地理を選択するというケースが多いのではないでしょうか。

そのため、独学が必要になるのは日本史・地理で受験するケースでしょう。東大を含む国公立大の文系を受験する場合しかこのケースは考えられませんので、それを前提にお話しします。

 

二次試験や私大入試でも地歴を使う場合は高校で日本史を選択し、地理を独学で進めるべきでしょう。

日本史はストーリーであるため、教科書だけで学ぶより先生に話してもらった方が理解力がアップします。

そのため二次試験や私大入試の少し掘り下げた内容を問われる試験も受ける場合は先生の語りも学習に使い、地理を独学で行うべきです。

 

一方、共通テストまでしか日本史、地理を使わないという場合は学校での選択はどちらでもいいでしょう。

センター試験、共通テストの日本史は出題の仕方がだいたい決まっていて、教科書や参考書を中心に一問一答で暗記しても十分通用します。

ストーリーとして学習する必要がないので独学でも十分通用するのです。

地理については暗記や資料の読み取りが中心で、先生の説明がないとわからないということはあまりないので勉強の仕方を深く考える必要はありません。

マークシートの試験しか受けないのであれば、一問一答の参考書はどれも五十歩百歩です。

見やすいものを選んでもいいでしょうし、持ち運びに便利な小型のものを選んでもいいでしょう。

理科の独学

多くの高校で地学が開講されていません。

そのため地学の独学に絞って説明していきます。

 

以前お話ししたように、共通テストの地学基礎であれば参考書1冊で事足ります。

2か月あれば80点は堅いですので、参考書をよく読んで赤字や太字をしっかり覚えれば大丈夫でしょう。

覚えるべき用語も地震のP波、S波や岩石、化石の名前など地歴公民とは比較にならないほど少ないです。

ノートを作る必要もありません。

化学や生物の用語が覚えられないのであれば、10月の共通テスト出願時に地学に切り替えても遅くはありません。

 

理系の地学に関しては受験者がほとんどいないため情報が少なく、ギャンブルの側面があります。

まず参考書があまりありませんので書店で手に取って確認することが難しいです。

ただ、インターネットで検索すると地学受験者や予備校講師が書いたサイトを見つけることができます。

それによれば計算は中学生レベルで数少ない参考書を1冊やれば東大でも対応可能とのことです。

東大は日本の大学でも数少ない、医学部(理Ⅲ)を含む理系全てで地学受験可能な大学です。

物理や生物で躓いているのであれば地学受験も選択肢に入ってきてもいいのではないでしょうか。

要領がよければ3か月で対策可能なようです。