もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

数学の勉強は、まず公式と解法を暗記する

数学はその場で計算して解いていくものですので暗記するものではないという考えの人も多いのではないでしょうか。

しかし、何も知らない状態から解法をいきなりおもいつくということはほぼあり得ません。

大原則は過去に見た問題に当てはめていくということになります。

教科書の公式や解法は必ず覚える

大学入試の数学は教科書レベルを大きく超えています。

共通テストでさえ教科書ベースではあるものの、教科書の問題だけで100点を獲れるわけではありません。

とはいえ、教科書に載っていることは受験数学の基本中の基本ですから必ず覚える必要があります。

少しでも漏れがあると、模試や共通テストでも点を取らせる問題で失点してしまいます。

数学が好きな人や得意な人は、公式や解法を一度覚えたら忘れないかもしれませんが、普通は時間が経つと忘れてしまいます。

そのため、模試の前は毎回教科書を見返すなどして記憶を定着させる必要があります。

青チャートを全部やる必要はない

青チャートは難関大レベルの問題も数多く収録しているため、数学の参考書はこれ1冊でも十分です。

ただ問題数が多いため、全部解いていたら勉強時間が足りません。

そのため受験勉強としては志望大学の過去問をよく研究し、出そうな問題を優先的に取り組んだ方がいいでしょう。

 

定期試験や模試対策としては該当範囲の問題すべてを紙で解くのではなく、目を通して解き方を覚え、重要なものだけ手で解くほうが効率的です。

紙で解くことに注力してしまうと、時間的にほとんどの人は問題全てに目を通すことができなくなります。

優先すべきは問題数で、自力で解くのはその後です。

どの問題も見たことはある状態にして、志望大学でよく出る問題はすぐに解き方を思い出せる状態にできると点数が伸びます。

教科書の復習に旧センター試験・共通テストの過去問を使う

センター試験・共通テストの過去問は、教科書レベルで8割くらい獲れるように設定されているため、定期試験対策に有効です。

答案がほとんど書かれていて穴埋めするような形になるので、記述式の前段階として非常に使えます。

 

ほとんどの受験生は高3の秋から過去問に手を付けますが、高1のうちから触れておくと解法の定着と共通テスト対策の両方に対応でき、さらには数学がネックで理系を諦めるということもなくなります。

ぜひ高1の1学期から旧センター試験・共通テストの過去問を利用しましょう。

問題文はホームページにアップされています。