もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

現代文を本質まで掘り下げる必要はない

勉強法がよくわからない科目の1位は現代文ではないでしょうか。

何となく読むことなら日本語を理解できれば誰でもできますが、読解問題として読み、さらに解答するとなるといきなり迷宮に入ってしまいます。

 

そんな現代文がなぜ入試科目の中に入っているのかというと、答えは簡単で高校の授業内容に含まれているからです。

そして大学に現代文の授業はありませんので、入試問題を作成する大学教員も過去問を参考にしながら見様見真似で作成しているのです。

ちなみに、入試問題を作成するほどマンパワーが無い大学は、問題作成を予備校に依頼しているとさえ言われています。

 

高校や予備校の先生の中には「テクニックに走るな」「本質を抑えろ」と言う人もいるでしょう。

ではそのような先生は現代文のテストで満点を取れるでしょうか。

記述式の問題を解いたら、成績上位にはなるでしょうが満点は不可能です。

短い試験時間の中で加点要素を全て取り込むことなどできません。

そのため、現代文はテクニックを使い、記述式は合格ラインの点数を狙い、記号式問題は機械的に選択できるようになればいいのです。

おすすめ参考書

おすすめの参考書は「きめる! 共通テスト現代文(著 船口明)」です。

この参考書では記号式問題の選択肢を2つの部分に分け、2つとも適当なものが正解という指導をしています。

共通テスト・旧センター試験の現代文では「もっとも適当なものを選べ」という出題のされ方ですが、これは記述式なら加点要素が入っているが、選択式なので加点要素を最も多く含むもののみ正解になるということです。

そのため、選択肢を2つか3つまで絞れたけれどそこから先がわからないという人の一助になります。

 

また、センター試験・共通テストの現代文と東大入試の現代文は選択式と記述式の違いこそあれ、問題の出し方は類似しています。

この参考書のメソッドが使えるようになれば、東大の国語も合格者にふさわしいくらいの点数は取れるようになるでしょう。

 

集中すれば2週間でこの参考書はマスターできますので、高3の2学期でもいいでしょうし、高1のうちに終わらせてその後の現代文のテストで楽をするのもいいでしょう。

いずれにしても集中して短期間で行うことでマスターできます。

そしてマスターしたら、記述式の問題も同様に解いてみてください。

傍線部の前後の段落から切り貼りすれば点にはるはずです。

 

センター試験時代の10年以上前から隠れた名著だったこの参考書を使って、現代文満点を目指してみてください。