もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

運転免許証として原付の免許を取得しておく

銀行口座の開設や本人限定郵便物の受け取りをはじめとして、日常生活では本人確認書類を求められることがあります。

健康保険証の多くは写真付きでないため、別の本人確認書類も追加で求められます。

徒手帳だと後から写真を貼付するため信用力が低く、認めてくれない場合が多いです。

 

そうなると運転免許証かマイナンバーカードになりますが、マイナンバーカードはまだ入手していない人も多く、そして何よりもマイナンバーという重要な個人情報が記載されているためあまり使いたくない人が多いでしょう。

まだまだ運転免許証が本人確認書類としては一般的です。

高齢者が運転免許を返納しても、警察がわざわざ運転経歴証を発行してくれるくらいですから、日本での本人確認書類としては群を抜いた利便性があります。

 

しかし自動車の運転免許を取得しようとなるとハードルが高いです。

18歳以上でなければ取得できませんし、20万から30万円ほど払って教習所に入校しなければなりません。

 

ですが、原付免許なら費用的にも時間的にも簡単です。

実技試験がなく、交通ルールについての学科試験しかありません。

受験料は約8000円ですので、学科試験の参考書代を含めても1万円で取得できます。

高校に行かなかった人や中退した人でも合格する試験ですから、大学受験を考えている人なら必ず受かります。

問題集を3日くらい真面目に取り組めば合格できます。

参考書は書店でもブックオフでもメルカリでも見つかるでしょうし、レベルの低い試験ですのでどの参考書がいいか悪いかというものでもありません。

すぐに手に入るものを1冊やれば十分です。

 

原付免許でも同じ運転免許であり、これがあると大学に入ってアルバイトする際も本人確認で余計な手間が省けますので、16歳になったらさっさと取得してしまいましょう。

 

多くの高校でバイクや車の運転を校則で禁止しているでしょう。

ただ、免許の取得も禁止しているとは書かれていないのではないでしょうか。

たとえ取得自体禁止していても、取得することが学校に迷惑をかけるわけではありませんので、そのような校則は合理性を欠いていて実際に処分されることは考えにくいです。

本人確認書類のために取得することさえ問題視するのであれば、教育委員会に訴えればいいのです。

 

非常に便利な原付免許ですが、残念ながら平日日中しか受験できません。

そのため長期休業中しか高校生が受験することは不可能でしょう。

とはいえどんなに忙しくても長期休業中に自由な日が1日はあるでしょうから、タイミングを合わせて取得してしまいましょう。