能力が無いから大学へ行く
一昔前は高校さえも全入ではなく、中卒で働く人もいました。
そして大学へ行く人は頭がいいか家が金持ちかのどちらかで、特に勉強ができるわけでもなく家も普通の所得の場合は高卒で働く人が大半でした。
大学進学の目的は大卒資格を得るため
しかし現在は学力が低くても大学を選ばなければどこかの大学に入ることは可能です。
大学進学率は全国平均で50%に達し、大卒だからといって特別なことは何もなくなりました。
その結果、国公立や有名私大卒業者であれば基礎的な読み書き能力は担保されますが、いわゆるFラン大学出身者は中学生レベルの基礎学力があるのかないのかさえ怪しくなり、メジャーな会社に入るのは困難になりました。
初任給こそ違いますが、Fラン大学から一般企業や公務員への就職を目指すくらいなら高卒でそのようなところに就職し、働きながら通信制や夜間大学を卒業して高卒扱いから大卒扱いに給与をアップさせた方が合理的とさえ思われます。
スポーツ推薦などでもない限り、Fラン大学に進学する理由は見当たりません。
難関大や国公立大に進学する場合でも大半は就職が目的です。
つまり平均的な人よりも読み書き能力が高いことを示すために進学し、就職の際の材料にするのです。
賢い人は大学で語学やITスキルなどの付加価値を付けますが、大半の学生は大学に進学して終わりですので、大学は就職活動の際のネタに過ぎません。
本当に能力があるなら高卒
本当に能力があり、稼げる人は高卒で社会に出ます。
歌手や俳優、芸人、スポーツ選手などでブレイクする人の多くは高卒です。
大学が稼ぐための手段に成り下がってしまっているからこそ、元々稼げる人は大学に行く必要が無いのです。
芸術やスポーツの能力が無くても商売や農業等に学歴は関係ないため、高卒ですぐというわけにはいきませんが30歳くらいになると大卒より稼いでいる高卒の人もいます。
金になる魚を狙った漁師であれば高卒の30歳でマイホームを建てることもできます。
高卒でも稼げる自信があるなら大学に進学する必要はないのです。
ただ高卒の場合リスクを伴います。
スキルがない高卒は正社員で採用されても初任給が低く、そのままの状態だと大卒者に給与は追いつきません。
さらに正社員ではなくアルバイトで仕事をスタートするとかなりの確率で一生非正規雇用になり、男性の場合は結婚が難しくなります。
結婚し、子供ができたとしても給与が低いためいい教育を受けさせられず、貧困の連鎖になる可能性が高くなります。
仕事やスキルアップに対して意識が低い人は高卒で大企業や公務員を目指すか、大学に進学してレールに乗ったほうがいい人生が送れるでしょう。