もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

英語は何よりも語彙力

英語の勉強の仕方がわからず、勉強しているつもりでも点数が伸びない人がいるでしょう。

英語の勉強はまず語彙力です。

読解も作文も語彙力が必要です。

 

長文を読んでいて途中で行き詰ってしまうのは、文章をスラスラ頭に入れられるほど語彙力が定着していないからです。

毎回毎回曖昧な単語に出会う度に意味を類推していては読むのに時間がかかりますし、集中力を奪われます。

わからない単語は文脈から判断するように言われますが、それはわからない単語が少ないからできることであって、わからない単語だらけでは通用しません。

 

公立校の高校入試では中学校の教科書に出てくる単語以外は注釈が付いているため、教科書の単語をマスターすれば高校入試に太刀打ちできます。

しかし大学入試は異なります。

共通テストでさえ教科書レベルでは読み取れません。

単語帳を使用して語彙力を増強しなければいけないのです。

 

どちらにしろ語彙力を増やさなければいけないなら、覚える量を少し増やせば大学の選択肢が広がります。

英語に関しては正しいやり方で少し努力する量を増やせば、ワンランクもツーランクも上の大学に挑めるようになります。

数学よりは大学間のレベルの差は大きくありません。

共通テストを受験するならもう少し背伸びをして語彙力強化に取り組みましょう。

おすすめ参考書

1冊目の単語帳としては高校で配布されるもので十分です。

これは進学校でもそうでない学校でも大差はないでしょう。

このレベルでは共通テストに挑めませんが、このレベルをクリアしないと高校の学習に支障をきたしますので、高1のうちにマスターしましょう。

 

もし高校で配布されないのであれば、「データベース3000」「速読英単語(入門編)」のどちらかが適当だと思います。

このレベルをクリアすれば高校1,2年生向けの模試は何とか読めるでしょう。

 

 

2冊目の単語帳は進学校では配布されると思いますが、そうでない学校では生徒のレベルを勘案して配布しないかもしれません。

ただ2冊目が無いと共通テストや中堅大学に挑むのは厳しいです。

2冊目については時々見かける単語だけ覚えて、難しい単語は覚えなくても中堅大学レベルはクリアできますが、難関大学を受けるなら2冊目も完璧にしましょう。

 

高校で共通テストレベルの単語帳が配布されないのであれば「速読英単語(必修編)」「DUO」をおすすめします。

 

速読英単語は短い文章の中に単語が混ざっていますので、CDを使って何度も聴くのが効果的です。

音声をスマホに入れて通学中に聴くのがいいでしょう。

 

2冊目をマスターできれば旧帝大やMARCH、さらには英語が簡単な医学部にも挑戦できますが、東大、京大、早慶で合格者平均点を越えたい場合や大学入学後も見据えて先回りしたいということであれば、高校レベルとして最後のバイブルである鉄緑会の「鉄壁」をおすすめします。

この「鉄壁」は言わずと知れた東大受験の有名予備校である鉄緑のテキストをもとに作られました。

鉄緑会受講生が使用していた単語帳を一般の受験生に開放したものになります。

 

この単語帳をマスターできれば英作文でも不自由しませんし、大学入学後の英語資格試験でも難関大の学生としてふさわしいスコアを獲得できます。

ただ、大学入試レベルだとなかなか見かけない単語も多いので、「本当に必要なのか」と思いながら学習することになると思います。

今は重要でないかもしれないが、大学入学後に使う単語も入ってきますので余裕があるならこの単語帳も頑張ってみましょう。

 

なお都内のブックオフに行くと「鉄壁」は何冊も見かけますので、都内の高校生には結構普及しているのかもしれません。