もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

受験スケジュール(現役生、高3から追い込む場合)

高3スタートの場合

部活やら課外活動やらやる気が出ないやら、様々な理由で受験勉強を高3から始める人もいるでしょう。

インターハイ予選は5月なので5月から始める人もいますが、高校野球は7月ですし、夏休みまでやる気が出ない人もいるでしょう。

ただ、いずれにせよ短期集中で仕上げる必要があります。

 

数学で数3の記述式がある場合は高3からの短期間で仕上げるのは厳しいでしょう。

メジャーな国公立大の理系に行きたい人は部活をしていても数学は早めに手を付けなければなりません。

 

ただ数2Bまでなら追い込める可能性はあります。

数2Bまでは計算力というよりも解き方を知っているかどうかが重要になりますので、出題されそうな問題を中心に取り組むという方法もありでしょう。

共通テストはまんべんなく出題されますが、奇をてらった問題はありませんので過去問を繰り返せば対応できます。

二次試験も志望校の過去問を研究すると出題傾向が見えてきます。

いずれにせよいきなり問題に手を付けず、まずは過去問研究から始めましょう。

 

英語を短期間で仕上げる場合は単語力と最低限の文法で乗り切ります。

これらは暗記物に該当しますので、なかなか厳しいですが社会人並みに集中すれば1か月で必要なレベルに届く人もいます。

語彙力と文法を身に付けたらあとは問題を解きまくります。

このやり方だと英作文で高得点は狙えませんが、合格者の下半分くらいには入れる可能性がありますし、長文読解であれば太刀打ちできるはずです。

 

国語、理科、地歴公民は高1からコツコツ勉強している人も高3で追い込みますので、彼らと同じような形でいいでしょう。

ただし、物理は数学と同じくコツコツやるべきものですから、高3から仕上げる場合は1学期のうちにある程度形にしないと2学期に他教科の勉強に時間を割けなくなります。

 

以上は国公立型の人について述べましたが、私大文系型だととてもシンプルです。

英語もマークシートなら語彙と文法を短期間で仕上げて対応できますし、国語と地歴はなおさら短期集中です。

私大はほとんどの入試でマークシートですから、「絶対にこの選択肢」と思えるくらいにならなくても、「これかなぁ」と思えるくらいになれば複数大学のうち1つくらいは合格できるはずです。

私大文系卒で仕事ができる人はコツコツ型ではなくむしろ短期集中型です。

私大文系と決めたのなら、高3の2,3学期だけ一心不乱に勉強したほうがマンネリ化せず、本番でピークを迎えられます。

ダラダラと早いうちから勉強しない方がむしろいいのかもしれません。