数学は手より目を動かして学習する
数学は実際に計算して実力がつきますが、計算には時間がかかります。
貴重な勉強時間を無駄にしないためにも目と頭を動かす時間を大事にしたほうが合理的です。
授業と教科書で学んだあと、簡単な練習問題を解くことは可能ですが、教科書の章末問題や問題集は簡単には解けません。
解けない問題の前で何十分も膠着するくらいなら、答えを見て解き方を覚えた方が効率的です。
チャートやFocus Goldを辞書のように使えば、問題集や入試問題でも点を取らせてくれるレベルの問題はカバーできます。
そのため教科書より上のレベルの問題に対しては、3分くらいで解き方の方針を考え、それが思い浮かばなければさっさと答えを見て解き方を覚えることが大事です。
問題集や参考書の問題を覚えた上でも、全て手で計算していくのは学習時間的に難しいでしょう。
似たような問題は1問だけ解き、それ以外はパスすることも大切です。
初めて学んだ公式は符号が正負どちらだったかなど、間違えやすいですから1度は解く必要がありますが、マスターしたら目で計算です。
その他、数3の微積分などは実際に手を動かさないと計算に躓いたりしますが、数2までの微積分や二次関数はマスターすれば忘れないものですので毎回手を動かす必要はありません。
毎回手を動かさないと計算力が落ちてしまうのは数列や三角関数、数3の微積分です。
自分なりに自主学習でどの問題を手で計算するか、頭で計算するか仕訳できるようになると学習時間をうまく使えるようになるでしょう。