もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

人の目を気にしてはいけない

行動するときに人目を気にして躊躇していませんか。

人目を気にしすぎると自分の可能性を潰してしまいます。

 

地方や都市部でも団地や住宅地では地域の結びつきが強く、公立の小中学校の子供同士だけでなく保護者同士も顔と名前が一致するくらいの関係にあり、噂が立つとすぐに広まってしまいます。

そのため気づかぬうちに周りを見て行動するようになってしまいます。

 

人に迷惑をかけないように育つという点ではプラスに働きますが、自分の意思を曲げてまで周りに合わせてしまうという点ではマイナスです。

習い事をするにしても男子が音楽を、女子が野球を避けたりしますし、進学に際しては無謀な挑戦を避けて学力相応のところに行こうとします。

 

高校に入ると県内各地から集まるため保護者や地域の人の目は気にならなくなりますが、今度はクラスメイトの目が気になりだします。

現状で成績がイマイチだと冷ややかな目を気にして東大や医学部といった目標を掲げづらいと感じる人もいるでしょう。

 

しかし、彼らと関わるのは子供のうちのほんの数年間です。

都会で働くのであれば大人になってから関わることはありません。

子供のころに周囲の目が気になり、恥をかかないようにと自重した選択をしても大人になってから「もったいなかった」と後悔するだけです。

 

自分の人生は自分のものです。

自分で責任を負い、将来きちんと自立して生活するのであれば、親であろうとブレーキをかける資格はありません。

東大でも、医学部でも、ミュージシャンやスポーツ選手でも自分の進みたい方へ進めばいいのです。

 

人目を気にする習慣を直さないと大学以降も自分の思い通りの人生が送れません。

難関大学と呼ばれる大学に入学してしまうとネームバリューのある企業への就職を考えがちですが、本当に自分がやりたいことかは疑問です。

給与が高くても所詮はスーツを着て働くサラリーマンです。

自分がやりたいことが音楽やスポーツ、あるいは農業や漁業という人も実はいるでしょう。

ここで周りを気にしないのであればそのような進路を選択できますが、大半の難関大学生は平均よりも高い給与と引き換えに偽りの人生を送るのです。

大学4年生で最善の選択をするためにも若いうちに自分の思いを確認しておくことが大事です。

 

ただ、挑戦することは素晴らしいですが、挑戦しても成功するとは限りませんし、失敗した時の責任は自分で引き受けなければなりません。

そして人目を気にするレベルということは目標まで距離があり、挑戦には人一倍の努力が必要になります。

我が道を進むということは覚悟を持つということです。

覚悟を持てなければ周りの助言に従ったほうがいいでしょう。

しかし覚悟を決めたのなら、あとは突き進むだけです。