もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

親の考えは古い① ~いい大学に行くだけでは人生安泰でない~

多くの高校生は学費も生活費も親に支出してもらっているため、親の意向を無視するのは難しいでしょう。

しかし親はあくまで30年から40年前を生きているため、これからの生き方を考えなければいけない高校生の人生にはあまり役立ちません。

 

医師と弁護士という二大士業であれば路頭に迷う可能性は高くありません。

ただ、稼げない薄給の弁護士はいますし、医師も親が医師でなければ開業医になるのは難しく、勤務医のままだと労働時間が長く、疲弊します。

職を失う心配はいりませんが、幸せな生活が手に入るとは限りません。

 

とりあえずいい大学に行けば大企業か公務員にはなれます。

しかし大企業は景気によってリストラの可能性がありますし、公務員はリストラがないからこそ定員増もないので、仕事が増えれば残業しなければいけません。

いずれにせよ、自分で稼ぐ力がないと環境に左右され、先々苦労するのです。

 

これは言い換えれば、研究者になるわけでもないのなら必ずしもいい大学に行けなくても、稼ぐ力があれば大丈夫ということです。

さすがにFラン大学では基本的な読み書きが怪しい学生もいて一概に大丈夫とは言えませんが、日東駒専レベルや地方国立大学の文学部でもスキルさえ身につければどうにでもなります。

 

スキルとは語学とプログラミング、さらに会計関係の資格もあると有利です。

早慶旧帝大でも文系で何もしていない学生は就職が大変ですが、反対にもう少し下の大学でも稼ぐという意識の下に行動している学生は十分就職できます。

最初の就職先としてメガバンクや大手商社に採用されるには東大、京大、早慶あたりに進学する必要がありますが、転職という形でそのような会社に入ることも可能ですし、大企業でなくても副業や起業で大きく稼ぐことも可能です。

 

高校にいるとなかなか大学卒業後のことが見えてきませんが、インターネットやSNSを使って情報収集すると、無理してワンランク上の大学を狙ったり、浪人したりすることがあまり有益ではないということが感じられるのではないでしょうか。

時代は変わり、学歴がパッとしなくても大成功を収めることができる可能性は高くなったのです。

学歴があれば有利になりますが、もし様々な理由で勉強に身が入らないということであれば、とりあえず今の実力で進学できる範囲で一番いい大学を狙い、大学に入ってから自分で稼ぐための準備に取り掛かるということでもいいのです。