もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

医学部入学は多浪より学士入学を狙え

どうしても医師になりたいため、医学部に何度も挑戦する人がいますが、いつまでも浪人し続けるのはもったいないです。

多浪は集中力が足りない

医学部とはいえ、地方国公立大や私学の多くは旧帝大理系と同じかそれ以下の難易度です。

東大、京大合格者が2桁いるような高校に在籍していれば現役で合格することは決して難しいことではありません。

国公立大学合格者がほとんどいない高校出身でも2浪すれば合格できるはずです。

それなのに中には4浪、5浪と浪人を重ねる人がいますが、これは単純に1年間集中していない証拠です。

数学も理科も基本は暗記です。

そして医学部の授業もほとんど暗記です。

医学部としても何年浪人しても受からないような受験生だと入学後に手がかかることが予想されるため、あまり来てほしいとは思いません。

数学、理科の暗記を徹底してさっさと合格をつかみ取りましょう。

学士入学という裏技

医学部に入るには高校の勉強を高度に完成させて、高倍率の入試を突破しないといけないと思いこんでいませんか。

多くの医学部では学部卒業者を対象とした学士入学の門戸を開けています。

学士入学の試験は生命科学という生物を少し深堀した科目と英語ですので、自分で十分対策できるものですし、文系出身でも勝負できます。

そして学士入学者は多くの場合学部2年に編入されますので、5年間で卒業できます。

最初の大学の4年と合わせても9年で医学部を卒業できるのです。

最初の大学で入学する一般的な学部について、中には成績優秀者を対象に4年ではなく3年で早期卒業できる制度を用意している大学もありますので、その場合は8年しかかかりません。

一般入試に何年も費やすくらいなら現役で普通の大学に進学し、医学部に学士入学する道も考えましょう。

高校の勉強に何年も費やすのは無駄

一般入試で必要になるのは高校の授業科目ですが、浪人が長くなると同じ勉強を何年も繰り返すことになります。

学士入学に数学が課されていないことからもわかるように、医学部の学習において数学は不要です。

化学と生物の知識があれば十分ですし、物理選択者も大学に入ってから生物を学び、それで対応できています。

高校の勉強は高校時代に教養として学ぶから意味があるわけで、高校卒業後に何年も繰り返す価値はありません。

現役か一浪でさっさと合格するか、一般入試でダメなら少し遠回りして学士入学に賭けるかして、医師免許取得までの時間を短くしましょう。

何年も浪人したのに医学部に入れなければ世間的には高卒であり、私大の普通の学部生以下の存在です。

医師になるだけが人生ではありませんし、普通の大学とサラリーマンを経て勉強への意欲が高校時代よりみなぎってくることもあります。

浪人はほどほどにして人生を次に進めましょう。