もしも高校生に戻れるなら

アラサー社会人が高校生活と社会人生活を振り返りながら、もし現代の高校生として生きるならという視点で記事を書いています。

若いうちにしかできないことをやっておかないと後悔する

都会の子は小学生のころから中学受験、地方の子も高校生になると大学受験に向けて動き出し、多くの人はサラリーマンや公務員となって生活の糧を得ます。

大学受験しない人も農家や漁師、非正規ならば飲食店や清掃員として働いて収入を得ます。

確かに高校や大学時代につまずくと給与の高い仕事に就くことは困難になり、低賃金の人生を送る可能性が高くなります。

 

しかし、高収入のキャリアに対してと同様に人生の満足度に対しても若い時の時間は取り戻せません。

若いうちしかできないことの代表例は音楽やスポーツでしょう。

趣味としてなら年を取ってからも続けられますが、プロレベルを目指すとなると若いうちしかできません。

そしてサラリーマンや公務員という誰でもできる仕事に就くために若い時にやりたいことを我慢してしまうと、年を取ってから「あの時やっておけば」と後悔する可能性があります。

 

将来の目標が安定した生活と家庭を築くというのであれば会社員を目指すのも悪くないでしょう。

貧困家庭に生まれ育つとそのようなことを考えるのかもしれません。

しかし人間はないものねだりをする生き物であるため、簡単に手に入る人生では後々後悔する可能性が高いです。

 

勉強していい大学に入るということは誰にでもできることではありませんが、毎年何万人もそのような道をたどるため希少性はありません。

そして会社員や公務員も年を重ねると出世競争に敗れていやいや働くようになったり、楽な仕事を希望するようになります。

やりたいことをやらずに何となくサラリーマンや公務員になってしまうと気持ちが続かず、楽な方へと気持ちが傾いていきます。

 

それなら人生やり直しがきく20代前半まではやりたいことで勝負してみませんか。

トップレベルまでたどり着ける人はごくわずかですが、それなりのプロであれば意外と間口は広いものです。

サッカーであればJ1のレギュラーになれるのはごくわずかですが、J3JFLの選手なら手が届くかもしれません。

野球もNPBの1軍は厳しくても、独立リーグまでなら行けるかもしれません。

音楽もテレビに出演できるレベルは難しくても、小さなクラブハウスで歌うことは頑張ればたどり着けそうです。

 

やりたいことを思う存分やれれば満足感からそれ以上は求めなくなり、次のキャリアに精神的にもシフトしやすくなります。

後で仕事に集中するためにも、未練を残さない青春時代を送ることをお勧めします。